内容説明
これは、複雑な重い障害をもって生まれたクシュラという女の子の“生”のたたかいの記録であり、その成長にかかわった数多くの絵本の物語です。生後四か月から、母親がはじめた絵本の読み聞かせによって、クシュラは、豊かな言葉を知り、広い世界へ入っていきます―。子どもの人生に、本がいかに大きな力をもつかを実証して、深い感動とともに長く読み続けられてきた本の普及版。
目次
第1章 誕生から六か月まで
第2章 八か月から九か月まで
第3章 九か月から十八か月まで
第4章 十八か月から三歳まで
第5章 一九七五年三月、三歳三か月
クシュラの本棚より
第6章 三歳三か月から三歳九か月まで
第7章 クシュラの発達―現代の子どもの発達理論に照らして
結論
著者等紹介
バトラー,ドロシー[バトラー,ドロシー][Butler,Dorothy]
1925年ニュージーランド、オークランド市に生まれる。児童文学者として、また幼児期から生涯にわたる読書教育の第一人者として活躍中。四十歳まで専業主婦として八人の子どもを育て、のちに開いたドロシー・バトラー・ブックショップでは、読書障害児と未就学児の読書教育のためのセンターを設け、本の読み聞かせと母親の指導にあたった。長年にわたるこれらの活動と「クシュラの奇跡―140冊の絵本との日々」により、1980年エリナー・ファージョン賞を受賞。絵本のテキストも数多く手がけている
百々佑利子[モモユリコ]
1941年東京に生まれる。東京女子大学英米文学科卒業。テキサス大学、イースト・アングリア大学に学ぶ。日本女子大学家政学部児童学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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