目次
まえがき―男女が、健全に「働き」・「生きる」ために
第1章 「ディーセント・ワーク」の核心にある「ジェンダー平等」(ディーセント・ワーク;世界経済危機とILOのディーセント・ワーク政策;ジェンダー平等;ディーセント・ワークの核心にあるジェンダー平等;日本におけるディーセント・ワークとジェンダー平等)
第2章 ディーセント・ワークとジェンダー平等の社会をめざして(ジェンダー格差―日本の現状;ジェンダー平等に向けた今後の取り組み)
第3章 ジェンダー関連の主なILO条約(同一報酬;差別待遇;家族的責任労働者;2000年の母性保護条約;夜業条約;パートタイム労働;在宅労働)
資料編(国連女性差別撤廃条約;女性労働率の推移(年齢別)
求人広告で見る日本の女性の仕事
ジェンダー関連年表)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
7
ブックレットで読みやすいです。ILOの歩みの中で、人間らしく働く権利であるディーセント・ワークがとても重要な位置を示していたのがわかります。また、ジェンダー平等の視点が、かかせないこともわかります。男性並みに女性を働かせ、過労死を生み出すような労働市場を是とするのではなく、ジェンダー平等の視点で男性も女性も人間として働き甲斐のある仕事を目指していくことが大切だと学べます。資料として男女平等にかかわる条約が掲載されていますが、日本は批准していないことが多いことにあたらめて問題意識を持ちました。2014/04/13