内容説明
国論を二分し、自衛隊を初めて海外に送り出したカンボジアPKO。文民警察官や停戦監視員など、総計1300人を超える日本派遣のPKO要員のなかで、「選挙監視要員」は民間人が交じる唯一の派遣だった。日本から参加した41人の一員で、若きジャーナリストである筆者が、PKOの現場で見たものはいったい何だったのか。カンボジアPKOを、これからの国際貢献のあるべき姿を問う。
目次
1 国内研修の二週間
2 中田厚仁さんの死
3 出発前後
4 タイ研修
5 カンボジアへ
6 投票所での仕事
7 開票作業