出版社内容情報
昭和50年度以降日本が抱える膨大な赤字財政は、放置すれば国民経済の安定的
成長にとって最大の障害である。本書は、今日の先進諸国が陥っている赤字財
政問題を、状況と要因、経済的・財政的影響、政策論的吟味を柱に、経済理論
的視野から考察し、赤字財政脱却の道を提示する。
内容説明
本書は、大学の学部学生を対象として赤字財政に関するテキストとして利用されることを意図して編集したものである。赤字財政に関する経済理論的、政策論的考察を、歴史的、実証的、理論的に広い視野から、なるべく平易に叙述したものであるが、その主内容は次のようである。(1)赤字財政の状況とその要因について述べる(第1章)。(2)赤字財政の経済的、財政的影響について考察する(第2、3、4、7、8章)。
目次
第1章 赤字財政の状況とその要因
第2章 公債の負担に関する論争
第3章 公債の中立性論争
第4章 赤字財政と金融
第5章 財政赤字と財政政策
第6章 赤字財政のマクロ経済学論争
第7章 赤字財政と経済成長
第8章 赤字財政と国際経済
第9章 財政再建
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- 和書
- 四土詩集 〈第5集〉