出版社内容情報
飽食と飢餓の同居する現代、農業におけるバイオテクノロジーは、発展途上国
に対しては食糧増産、先進国に対しては食料の個性化・質的向上に資するとい
う使命を帯びている。「バイオの時代」ともいわれる21世紀を目前に、バイテ
クの現状と展望を第一線の研究者が語る。
内容説明
本書は、昭和61年1月21日~2月7日に「あすの食料―バイオテクノロジーの可能性」というテーマで開かれた名古屋市主催の市民大学講座の内容を、なるべく平易に解説した一種の啓もう書である。
目次
1 わが国食料需給とそのバイオ的風土
2 食料とバイオテクノロジー
3 作物のバイオテクノロジー
4 家畜のバイオテクノロジー
5 魚のバイオテクノロジー
6 これからの食生活と栄養