出版社内容情報
"国土学"--それは、住んでいる所を、自然と人のかかわりにおいて、"ど
うするか"を自身で考えるための学問である。
目次:
「一人学際」の出発/ぬいめなしの自然/環境の現場監督-環境を作る/シス
テム・パニック-災害に備える/私たちのデータ・ベースと教育/国土学へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
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資源、環境、災害について、地域での検討が必要だという総論は賛成だ。SMLESというSEAMLESS EARTH SCIENCE(縫い目の無い地球科学)というのは疑問だ。 必ず、学際領域には縫い目があり、境界条件が必要だ。 縫い目がないというのは幻想ではないだろうか。 縫い目なしの自然というが、自然は縫い目だらけだ。 海岸線という縫い目。 生物という縫い目。 阪神大震災よりも前に書かれており、読んでみる価値を確かめた。名古屋大学の先生で、渥美半島、知多などの事例の紹介がある。 2024/10/15