内容説明
「がんばれ」より「がんばってるね」と認めるほうがイイ。子どもに関するQ&A30問を掲載。
目次
周りの言葉やちょっとした注意にも、いじめられていると思う子がいる
家に親がいないということだけで、子どもにどんどんモヤモヤがたまっていく
暴力的な子は、初めから乱暴だったのではない。自分が同じ被害に遭ってきて、じっと我慢してきたのに、もう耐えられなくて、爆発したのだ
叱っていい子といけない子がいる
素直じゃないけど、この子なりに苦労してきたんだな、この子もつらかったんだな
ストレスがある限度を超すと、行動になって出てきたり、心身症になったりする―子どもの心のSOS
今の子どもは、恵まれすぎているから、いじめ、非行などが増えているのか
キレる子どもや、引きこもりの原因は、しつけがなされていないからではない
十歳までは、しっかり甘えさせる。そうすることで、心の安定した、いい子に育つ
テレビゲームが、不登校や引きこもりの原因ではない。むしろ、心のよりどころになったり、癒やしになったりする〔ほか〕
著者等紹介
明橋大二[アケハシダイジ]
昭和34年、大阪府生まれ。京都大学医学部卒業。心療内科医。真生会富山病院心療内科部長。児童相談所嘱託医、スクールカウンセラー、NPO法人子どもの権利支援センターばれっと理事長、富山県虐待防止アドバイザー、富山県いじめ問題対策連絡会議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペダたま
5
ようやく、読み終えました。2016/12/06
月と星
4
★★★★優しさが伝わりました。十歳まではしっかり甘えさせる,ほめて育てると自信がつく子と逆効果になる子がいる→自己肯定感を育んでから能力をほめる,人一倍敏感なのは弱さじゃなく素晴らしい特性,子どもの話を真剣に聞く,がんばりを認める。2019/03/12
絵具巻
4
文京区立根津図書館で借りました。2016/09/08
HH
2
2016年は自己肯定感を意識して。兄弟ケンカの事とか、参考になりました。2016/01/03
海水晶
2
『暴力的な子は、初めから乱暴だったのではない。自分が同じ被害に遭ってきて、じっと我慢してきたのに、もう耐えられなくて、爆発したのだ』、『「手のかからない、いい子」は、ほめられ続けないと不安なので、休むことができず、大変苦しいのです』――目次より抜粋。子供と関わる機会のある人、自殺を考えている人、窮屈な子供時代を送ったことのある人向け。タイトルで検索して表示される1万年堂出版のサイトで、目次の32項目とQ&Aの30項目が確認できる。 「子供はこう育てろ!」ではなく「子供の悩みも親の悩みも解決しよう」。2015/12/28