内容説明
72人の体験談と吉川英治のエピソード。
目次
第1部 お母さん、お父さん、ごめんね(体験談編)(お母さん、あの時はごめんね。バナナだヨ;無事着いたよ、という連絡をもらうまでは、母ちゃん、安心できないのだから ほか)
第2部 吉川英治「わが母」「わが父」への思い(「僕は、非常に、ゆたかな、両親の愛に育まれて来た」 吉川英治の小説は、なぜ、心を引き付けるのか;『宮本武蔵』が伝える、親のこころ 小説に引用された『父母恩重経』 ほか)
第3部 お釈迦さまが説かれた「親のこころ」(父母恩重経)(父母の恩の重きこと、天の極まりなきが如し)
第4部 百万回、言っても足りない「ありがとう」(体験談編)(母から届くエンピツの便り「仕事は慣れたか…」;剛健な母を二度と泣かせまいと、少年の心に思った ほか)
著者等紹介
木村耕一[キムラコウイチ]
昭和34年、富山県生まれ。富山大学人文学部中退。エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
6
一般の方たちの、親や子への「ごめんね」と「ありがとう」の想いを掲載した本。体験談のひとつひとつに、親や子からもらった、返したくても返しきれないほどの深い愛情が感じられました。読んでいてなんだか涙が出てきました。また、この本には親や子に限らず、祖父母や配偶者などの周りの人々についての想いも書かれています。人間は周りの人を支えて•支えられながら命のバトンタッチをしていくのですね…。2014/05/09
滝下 靖
0
72の親子の体験談と、作家・吉川英治さんのエピソード。 小説『宮本武蔵』の内容をとおして、 そこに引用されている『父母恩重経(ふぼおんじゅうきょう)』の心に迫っている。 『1』と『2』はハードカバーだったが、 今回は「新装版」と書いており、小さいサイズで読みやすかった。 書店で見かけて購入し、その日のうちに読破。 翌朝、リビングに置いていると、娘が興味を示した。 そしておもむろに手に取って、神妙な顔で裏返したりしていた。 そんな娘にも、親や周りの人の恩を感じられる心の豊かな人に育ってほしいと願う。2014/05/03
-
- 和書
- 歯科用切削装置 DE泉書