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内容説明
親が肩の力を抜くと、親が楽になります。親が楽になると、子どもも楽になります。付録・いじめにあって、自殺を考えている君へ「自分らしく、成長していけばいい」、子どもたちを元気にする「いじめ対応マニュアル」
目次
1章 傷だらけの家に、笑顔が戻るまで
2章 子どもの心の成長は、甘え(依存)と反抗(自立)の繰り返し
3章 人間が生きていくうえで、甘えは絶対必要なものです。決して「甘えるな」と言ってはならない
4章 子どもを、自立させるには。思春期に反抗や批判をしてくるのは、「自立」がうまくいっている証拠です
5章 思春期の子どもとの接し方「どうせ親に話しても無駄だから」と言われないために
6章 子どもが精神的に疲れて、心配な行動や症状を出してきたら…
7章 いじめられている人は、ものすごくつらい中でも、必死に耐えている、本当にりっぱな人です
8章 体罰は、なぜいけないのか―大人の認識が甘すぎる
最後に― お母さんは、おまえのことが大好きだよ。たとえ学校へ行かなくても、おまえは、とってもいい奴だよ
Q&A
著者等紹介
明橋大二[アケハシダイジ]
昭和34年、大阪府生まれ。京都大学医学部卒業。精神科医。真生会富山病院心療内科部長。児童相談所嘱託医、スクールカウンセラー、NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長。「多様な学び保障法を実現する会」発起人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
109
最近姪のような存在の高校生の子に相談されています。毎日がとても辛くて家出したいそうです。親には言わないで欲しいと言われているので、この本のアプローチは使えないですが…それでもその子の話を能動的な聞き方で聞く必要があると感じました。受け止めてあげることしかないですが、私に相談してくれて嬉しかったです。明橋先生の本はほとんど読んでいるので、目新しい内容はなかったですが、甘えと自立を最近少し面倒くさくなっていましたが(2か月保育園に行かずにいるので)それでもちゃんと受け止めてあげないとと反省しました。2020/04/22
パフちゃん@かのん変更
64
いじめによる不登校や家庭内暴力への対応が書かれている。いじめる子にも家庭の葛藤や不幸な成育歴がある場合が多い。子どもの心の成長は依存(甘え)と自立(反抗)の繰り返し。かたくなになっている子どもを褒める(認める)ことは難しいが、小さなことにでも「有難う、助かるわ」という感謝の言葉は有効。付録の「いじめ対応マニュアル」が良い。2015/08/02
鈴
40
アドラーっぽくて、また勉強になった。本がすでに手元にないので、記憶からのレビューとなるが、[子供というのはただでさえ学校でいろんなストレスや悩みを抱えているのに、子供にガミガミ言うと母親に対する悩みまで増えちゃうから、お母さんは自分がすべきことだけ考えよう]…といったニュアンスの話が、胸にストンと落ちてきた。そうか、わたしがガミガミ言うことで、子供の悩み事を増やすのだ!確かに私も中学時代、母から叱られる悩みというのが、全体の半分近くを占めていた気がする。2018/02/23
saga
27
射水市のいじめ自殺問題に対する対応アドバイザとなった著者。精神科医として、射水市アドバイザとしての知見に富む内容だった。親として子どもの問題に直面し、子を理解し、自らを律するために読んだ。本書を読む前は、子の姿を見て「新型うつか?!」などと色めき立ってしまいそうだったが、本書で示されたようなアプローチができるようになりたい。2014/01/17
kitten
16
図書館本。主に思春期の、いじめや不登校などに関する話。少し前の本だけど、今でもどこまで改善されているのやら。いじめられる方も悪いとか、絶対言っちゃあかん。自己肯定感の高さが必要なのと、甘えなければ自立もできない、といつ話。あと、いじめる方にも家庭に問題あること多い、と。少し前の本だけど、いじめ対策はどれくらい改善されてるだろうか。気になるのは、割と、父親、母親で役割を固定している話が多く、今の多様な家族や、ジェンダーギャップを無視してる点。父親が働いて母親が育児にあたることを前提にしてるのが少し嫌だ。2022/01/01
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