感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
48
鎌倉時代後期に書かれた日本の仏教書である「歎異抄」の解説書。少し前の新聞広告を見て読んでみたのですが、しっかり内容を理解できずに、サラーっと斜め読みになってしまいました。本書を原作として、親鸞を石坂浩二、唯円を増田俊樹が声優で演じたアニメ映画版を観たほうが、私には理解できたかもしれません。三代古文の方丈記や徒然草はなんとなく理解できただけに、いつかは再チャレンジしてみたいです。2019/09/23
おかむら
35
無人島に持ってくならこの1冊、朝日新聞にやたら載る広告で気になってた本を図書館で借りてみました。歎異抄は親鸞聖人のお言葉を弟子が書いたものだそう。鴨長明「方丈記」と吉田兼好「徒然草」と並ぶ三大古文なんだとか。ふーん知らなかったわ。この本は原文と意訳と解説からなるんですがその解説が、うーん、仏教の素養がないせいかよくわからん。読んでてさっぱり頭に入ってこない。ただただ眠い。無人島に持っくのコレじゃない。しかしこんな本になぜあんなに広告費を出し続けられるのか、やはり怪しい気配が色濃くなりました。2024/02/11
どぶねずみ
35
『歎異抄』の著者、親鸞聖人の教えを解説したもの。誰もが善人であるわけではなく、人間はみな煩悩の塊である。善人とは、「善を励んで助かろう」「念仏を称えて救われよう」と努める人。そして、一人の一生は儚いもので、誰かを信じていかなければ生きていけないもの。生涯を大切に今を生きようと思わせるもの。少し掴み所がなくて難しかったけど、何となく言いたいことは伝わったかな。2020/01/03
reading
27
親鸞聖人が誤解を受けていたということを知らなかった。真意を理解するのは難しい。ある一面で幸福のためとしたことが、他人にとっては不幸であることもある。人間は無常の世の中を生きている。2024/04/06
パフちゃん@かのん変更
22
歎異抄で知っていたのは有名な「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」この意味は善人でさえ、浄土へ生まれることができるのだから、まして悪人は、なおさら往生できる。という一文だけ。これは歎異抄三章の一節である。その説明も書かれていたが私には難しい。それと、第五章に「親鸞は父母の孝養のためとて念仏、一返にても申したることいまだ候わず」(親鸞は亡き父母の追善供養のために、念仏一遍、いまだかつて称えたことがない)とあり、私には難しすぎた。2022/04/22