内容説明
シベリア・北部ヤクーチアの一行政社会、その歴史と現在を、「社会主義経験」として提示。民族誌研究に新たな基礎的資料を加える画期的刊行。
目次
第１部 レーニン・ソフホーズの形成過程（社会主義経験と地域社会；ロシア革命以前のベルホヤンスク地域；地域社会の再編 ほか）
第２部 家畜トナカイ生産の風景（ロシア革命以前のトナカイ飼育；群の行動を管理する；家畜へのまなざし ほか）
第３部 ソ連崩壊と脱社会主義状況のなかで（再編されるトナカイ飼育業と地域社会；ヤクーチアにおけるナショナルな意識と地域意識の相克）
著者等紹介
高倉浩樹［タカクラヒロキ］
１９６８年東京に生まれる。１９９２年上智大学文学部卒業。１９９８年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。現在東京都立大学人文学部助手、社会人類学博士。専門社会人類学、シベリア民族誌学。主要著書に『住まいをつむぐ』（共著、学芸出版社）「角の民族誌」（『季刊民族学』８０号）ほか
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