内容説明
鉄道の魅力と子どもの成長の関わりを人文諸ジャンルを縦横に駆使して、今一度とらえ直す。実践教育としての鉄道学=教育“鉄”学の試み。日欧の鉄道おもちゃや絵本に関する巻末資料も充実。
目次
1 うちの子は「鉄ちゃん」?
2 子どもが鉄道好きになるまで―きっかけとしての鉄道のおもちゃ
3 鉄道絵本が生む「でんしゃ」の父子
4 生の「でんしゃ」に出会う
5 子どもの内を動くもの
6 「がたんごとん」と響くリズム
7 機関車になる、宇宙になる
8 「でんしゃ」の顔
9 鉄道と子どもの発達
10 「鉄ちゃん」を超えて
資料編
著者等紹介
弘田陽介[ヒロタヨウスケ]
1974年大阪生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、徳島大学総合科学部助教。身体と教育の思想史を専門としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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リリパス
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「なぜ、1~3歳くらいの男の子は、こんなにまでも、電車に興味を持つのか?」という、意外と興味深いテーマ・疑問を、心理学などを利用し、いろいろ細かく分析している本です。ちょっと硬めで専門的な文章もやや多い本なので、時間のある時に、ゆっくりじっくり読むのがオススメ。2016/05/05
ねぎ
0
5歳の息子はまだまだ電車好き。将来主人と同じ鉄ちゃんになるのか、電車の運転手に本当になれるのか?!2015/06/14
のっぽんLOVE
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「がたんがたーん、がたんがたーん!」 って、電車遊びばっかりやっていて、戦 隊物には、見向きもしない。この子、電車はかりで大丈夫なの?って思っている親におすすめの本。ご自身も鉄の気配がある息子さんをお持 ちの教育学博士が「子供と電車」の根本 に迫ります。電車好きは良いことだ!と、述べつつも 「かしこくはなるが、社交性は学べない 」とばっさり切る辺りが、かなりおもし ろい。2012/10/08
Miyagawa Yoko
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これは面白い。ママ鉄とか、その辺まで研究してほしい。2012/02/27
それでいいのよ
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「子どもはなぜ電車が好きなのか」その答えはよくわからなかったが、資料編の絵本や海外の博物館は興味深い。2022/06/01