感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ☆
14
韓氏意拳について。根本は変わらないんだろうけど、意拳や太気拳でつまずく所を分かりやすくって感じなんだろうか。2015/05/20
Sugi Takahiro
6
韓氏意拳について語る本。本とは文字に起こして人に伝えるものだが、「文字に起こす」ことと「韓氏意拳」がそもそも相性が悪い。文字に起こすことは限定化することであり、韓氏意拳はのびやかに、無限に広がっていくものだから。ところが著者は身近な例や言い換えを駆使して、なんとか韓氏意拳を伝えようとしていた。僕もなんとなく韓氏意拳がどんなものかを(むしろどんなものでないかを)理解できた気がする。2014/10/09
おじ
5
武術の本かと思いきや、身体論、記憶、時間、哲学(?)マニュアル漬けになった現代に抗い「ただそうある」こと。言語化が難しいテーマをここまで伝えることができる作者の筆力は本当に凄いと思った。2015/09/06
木ハムしっぽ
4
この本は武術としての韓氏意拳の本質を理解するためには、それが求めている哲学を理解しなければならない、そのことを解説している。「ただ伸びやかに動く」「集中してはいけない」「感覚を追い求めてはいけない」「見ようとするのではなく、ただ見る」「認識するのではなく体認する」等など。禅問答のような哲学的な論考が埋め尽くされた一冊。それが韓氏意拳の本質なのだと。雲を掴むような難しさ。分かるまでは分かってはいけない類の感覚なのでしょう。興味深い世界を垣間見させて頂きました。2025/07/03
Ai
1
つらくなったときに、何度も手に取った本。そして、これからもずっと。2006/10/14