内容説明
ジャズの熱気で街じゅうにぎわうNY、1931年。消防艇のハーヴィは、ハドソン川へ初出航。桟橋の火事をいちはやく消し、セレモニーではびゅうと水を噴き上げ、ハーヴィはいつだってニューヨーカーの人気者。やがておんぼろになり、鉄くず同然で川に繋がれていたハーヴィを救ったのも、だからニューヨークの街のひとたちだった。そしてあの日、2001年の9月11日がやってきた…人気ブランド、ケイト・スペードとのコラボレーションが評判のイラストレーター、マイラ・カルマンの話題作を、ミュージシャン矢野顕子が翻訳!2003年度ボストン・グローブホーン・ブック賞受賞作品。
著者等紹介
カルマン,マイラ[カルマン,マイラ][Kalman,Maira]
ニューヨーク在住の画家、イラストレーター。著名なデザイン会社M&Coの共同所有者であり、雑誌「ニューヨーカー」の表紙や、「ニューヨークマガジン」などの仕事を手がける。絵本作品も多数あり
矢野顕子[ヤノアキコ]
シンガー・ソングライター&ピアニスト。1955年東京生まれ。幼少時からピアノを始め、高校在学中よりジャズクラブ等で演奏、76年、アルバム「JAPANESE GIRL」でソロデビュー。81年、シングル「春咲小紅」が大ヒット。以後も、普遍的な「愛」をテーマに、ジャンルにとらわれない音楽活動を続け、高い評価を得ている。90年、一家でニューヨーク州へ移住。2001年9月11日には、自宅の窓から炎と黒煙を吐くツインタワービルを目撃した
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