出版社内容情報
『美術フォーラム21』 第27号 目次
特集:ポスターの視覚文化論(岸 文和 編集)
・広告ポスターのレトリック(西村清和)
・広告ポスターの記号学的分析について
――ロラン・バルトにおける言語と映像の関係(小池隆太)
・広告論のジレンマ
――マーシャル・マクルーハン『機械の花嫁』をめぐって(門林岳史)
・社会表象としてのポスター(難波功士)
・若者にとって「ポスター」とは何か?(加島 卓)
・歌麿筆「名取酒六家選」のレトリック――隠喩と換喩(岸 文和)
・正月用引札のサバイバル――美人画ポスターとの関係(熊倉一紗)
・ポスターと百貨店――三越とポスターの黎明(生田ゆき)
・画家とポスターの緩やかな周辺――大阪モダニズムの画家三態(橋爪節也)
・大阪のポスターと前衛芸術(竹内幸絵)
・日活映画のプレスポスター(碓井みちこ)
・ポスターとグラフィックデザイナーの現在形(植木啓子)
・創作ポスターという伝統――木村恒久のモンタージュ作品(柏木 博)
・白昼夢としての京都――「そうだ 京都、行こう。」が約束する未来(佐藤守弘)
・ロートレックとポスター(冨田 章)
・欲望とイデオロギー――の鏡としてのポスター(平芳幸浩)
・戦前期の日本製ポスター研究における体験的参考文献論(田島奈都子)
〈資料紹介〉
・古画愛好の時代
――狩野惟信《徽宗筆水仙鶉図摸本》から見えてくること(福士雄也)
〈現代作家紹介〉
・工藤哲巳 あなたの肖像(島 敦彦)
〈作家との対話〉
・本間晴子
――型染めの図形から入って素描きの自由さに進み、コラージュなども取り入れて四季折々の自然と遊ぶ空間を楽しんできた染め。それはいつしか暖簾や包装布に結晶したとみられるが、更に人の暮らしを豊かにしうるものとなるか。(原田平作)
〈第8回パラミタ陶芸大賞展 出品作家紹介〉
・(湯浅英雄)
〈書評〉
・田中淳著『太陽と「仁丹」
――一九一二年の自画像群・そしてアジアのなかの「仁丹」』(熊田 司)
〈前号特集補遺〉
・清国人洋画に志す
――李叔同の日本留学とその意義(李超/西上 実 編集・翻訳)
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