出版社内容情報
『美術フォーラム21』 第22号 目次
仏教彫刻の霊験性と彫刻史(根立研介 編集)
・霊験と観音像(長岡龍作)
・統御される霊験(奥 健夫)
・中国の霊験像の性格と造形(肥田路美)
・霊験仏と納入仏を通した聖性の移植をめぐって(根立研介)
・像内納入品がうむ奇瑞(佐々木守俊)
・善光寺仏の造像と霊験性(武笠 朗)
・西大寺叡尊による清凉寺式釈迦如来の模像制作(松岡久美子)
・『因幡堂縁起』諸本での薬師如来像の語られ方――像容の変化と縁起(石田敏紀)
・良源像のイメージと姿について(寺島典人)
〈資料紹介〉
・パラミタミュージアム蔵《十一面観音立像》(伊東史朗)
・田中本家博物館蔵《花鳥図屏風》について(並木誠士)
〈現代作家紹介〉
・原口典之――物質と非物質(松本 透)
・綿引展子――現われの空間(越前俊也)
〈古かん研究(三)〉
・画僧明譽古★(一六五三~一七一七)の研究課題(マニー・ヒックマン/翻訳=原田平作)
〈座談会〉
・三都と美術――視覚文化論の視点から(出席者=鈴木廣之・中谷伸生・並木誠士・原田平作/司会=岸文和)