出版社内容情報
『美術フォーラム21』 第18号 目次
特集:帝都の美術――都市の肖像(鈴木廣之 編集)
・江戸と江戸図――『江戸名所図屏風』を仲立ちにして(内藤正人)
・美人画の展開と東錦絵―春信から歌麿へ(田辺昌子)
・関東南画を眺めて見れば・・・(安村敏信)
・江戸・東京の都市空間と美術(鈴木廣之)
・隅田川の絵と江戸・東京の三百年(我妻直美)
・写真のなかの江戸――『ファー・イースト』掲載写真について(金行信輔)
・小林清親の東京名所図――《海運橋》を中心に(佐藤康宏)
・河鍋暁斎 観音と妖怪―異界の聖と俗(佐藤道信)
・帝都の銅像──理念と現実(千葉 慶)
・近代都市表象の行方――明治洋画と印象派の受容(三浦 篤)
・江戸の・東京の張り――京の・京都のき、大坂の・大阪の芸(原田平作)
・都市生活と画家――木村荘八の東京(田中 淳)
・近代日本の美術雑誌の諸問題(橋 秀文)
・東京における近代工芸空間とネットワーク――「バーナード・リーチ関係資料」から見える新たな展開(リチャード・L・ウィルソン)
・都市新中間層と麗子像――一九二二年岸田劉生個人展覧会をめぐって(中間志織)
・清親の東京、巴水の東京(飯野正仁)
・都市の考現学、考現学の都市(黒石いずみ)
・「帝国」を映す女性像の変遷――洋装と和装の役割(児島薫)
・「池袋モンパルナス」考(尾﨑眞人)
・工場から街頭へ、そして試写室へ――板垣鷹穂におけるモダニズムとプロレタリア美術(五十殿利治)
資料紹介Ⅰ
・岸田劉生《笑ふ麗子》作品紹介(中間志織)
資料紹介Ⅱ
・江戸と京をつなぐ江戸狩野――周信、古信、洞玉、為恭(中谷伸生)
アトリエ訪問
・穢土を見つめる粘りと凄みと根深さに滲む底光り――小嶋悠司のそんな世界はやはり現代の宗教画と言うべきものだろう(原田平作)
現代作家紹介
・エルネスト・ネト――食人宣言再考(越前俊也)
美学論考
・ヘラクレイトスの美学(上)(新田博衞)
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- 和書
- 写真で見る小宇宙 〈1〉