内容説明
本書では、まず財務指標を取り上げて伝統的な管理会計を説明し、キャッシュ・フローなど新たな管理の視点を解説している。また、実際に管理会計を利用するシーンを想定して帳票を例示したり、システムを活用して管理会計に取り組む企業を紹介している。また、最後に、連結会計とグループ会計を取り上げているが、とくに現在の連結管理会計については問題提起を含めた内容でまとめている。
目次
第1章 経営戦略に不可欠な管理会計を考える(環境変化に対応するための切り札―管理会計;企業会計の役割は経営管理の役割 ほか)
第2章 角度を変えることで会社の実態が見えてくる(適正な予算管理で事業部門のヤル気を引き出す―予算と対比した帳票を見る;過去から現在までの傾向を把握し将来を予測する―過去の実績と対比した帳票を見る ほか)
第3章 さまざまな企業で取り組み始めた管理会計(企業競争力を高めるために会計システムを変えたトミー;頻繁な組織変更にも対応して部門別収支を把握するバイク急便 ほか)
第4章 これからの戦略的会計を考える(グローバル企業への第一歩―連結決算への取り組み;グループ管理会計を考える)