出版社内容情報
親子で、読書の一冊。
朝の10分間読書に最適。2002年度、有名私立中学中学の入試問題に採用されました。
内容説明
とつぜんの転勤で、北の海辺にやってきた松崎一家。なまり色の海に黒い砂。それまで住んでいた明るい瀬戸の海辺と比べては、気を滅入らせる。小六の卓は不登校に。中三の明日香はあやしげなグループに。父さんはつまずきかけ、母さんはヤキモキして…。そんな中でも、新しいたくさんの出会いがあり、また別れもあった。いま、親と子は、それぞれに言葉をさがしはじめる。語り合いたい!わかり合いたい!と。ヤング・アダルトに贈る文芸シリーズ第一作。
著者等紹介
高田桂子[タカダケイコ]
1945年広島県生まれ。編集者、コピーライターを経て、児童文学の創作を始める。産経児童出版文化賞推薦、第12回路傍の石文学賞受賞。物語の背景に、大人も子どももふだんは意識せずに過ごしている、それぞれの“歴史”を浮かび上がらせ、読者の共感と支持を得ている。作品に、『ざわめきやまない』『透きとおった季節』『ふりむいた友だち』『メリー・メリーを追いかけて』(以上、理論社)『雨のせいかもしれない』(楷成社)『かごめ かごめ かごめがまわる』(あかね書房)『うさぎ月』(文渓堂)絵本『からからからが……』(木曽秀夫・絵、文研出版)など。東京都在住
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