出版社内容情報
文化大革命直前の中国の田舎の村。少年サンサンを取り囲む世界はすべてが新鮮であった。鮮やかに蘇る少年の日々は、今もなお心を揺さぶり…。2002年12月公開映画「草の家」原作。中国金鶏賞最優秀作品賞ほか受賞作。
内容説明
鮮やかによみがえる少年の日々は、甘く、切なく、今もなお心が揺れる。文化大革命直前の中国の田舎の村。少年サンサンを取り囲む世界はすべてが新鮮であった。小学校の級友たちとのあつい交わり、かげりを漂わす転校生の少女、かいまみえる淡いおとなの愛の姿、土地にまつわる記憶をひたすら大事にするおばあさん…。生の歓びを高らかにうたう傑作長編。
著者等紹介
曹文軒[ソウブンケン]
作家。北京大学教授。中国作家協会会員。1954年1月、江蘇省塩城に生まれる。82年に発表した「弓」で、過酷な運命に立ち向かう強い少年像を創り出して注目され、新しい児童文学のリーダー的役割を担う。創作のほか、『中国80年代文学現象研究』『思惟論』などの著書もあり、研究、評論活動にも力を注ぐ。92年9月NHKの番組「アジアからの発言」のため初来日。93年秋から95年春まで客員教授として東京大学に在籍。作品多数。そのほとんどが、生まれ育った塩城という水郷地帯の貧しい農村を背景に、子ども時代に見聞きした物事や出会った人々をモチーフにして、人間を、人生を描く。台湾でも多くの作品が出版され、好評を博している。妻・左珊丹との共著『川底の町』もある。『サンサン』で中国作家協会優秀児童文学賞をはじめ、多くの賞を受賞。「草の家」のタイトルで映画化もされている
中由美子[ナカユミコ]
長崎市に生まれる。ふとしたことから中国語と出会い、近代の中国と日本の関係に関心をもち、中国児童文学と幸せな出会いをして現在に至る。日中児童文学美術交流センター理事
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