出版社内容情報
南北分断が決定的になった朝鮮戦争下、母と生き別れ、父を亡くしながらも、乳飲み子の妹を独りで育てながら懸命に生きていく少女を描いた韓国児童文学。韓国では、テレビドラマ化され、どんな時にも希望を失わない強い、優しい心が多くの人びとに感動を与えた。
欧米文学に偏りがちな日本に、アジアのこどもの本を届けることが、これからの日本の国際化にむけて重要なことと思っています。
内容説明
素直に、まっすぐに、へこたれずに生きれば、悲しみはそのぶんだけ光に変わる。妹を背負って生きる幼いモンシル姉さんが、わたしたちに教えてくれる「希望不変」の法則。韓国でベストセラーとなった不朽の名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ruri
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日本が1945年に終戦をむかえたあと朝鮮戦争が勃発した。混乱した朝鮮半島が背景にある。 ﾓﾝｼﾙだけではなく当時の子供たちはこの戦争により家族が離ればなれになったり、親を殺される体験をしたのだ。 家族とともにすごすことは、当たり前のことのようで当たり前ではない。 貧しさ、戦争、病気などいつも悲しみのはじまりは潜んでいる。 ﾓﾝｼﾙ姉さん、次生まれてくるときは戦争のない場所で家族に愛されて愛にも食べ物にも飢えることなく生きてほしい。2016/01/07
