出版社内容情報
《目次》
序文
序章 これからの心臓病研究
第1章 心臓病診療の課題と展望（トピックス）
1．再生医学による心臓病治療
2．肺高血圧症の新しい治療
3．心房細動における電気的リモデリングの抑制
4．QT延長症候群とBrugada症候群の長期管理
5．骨髄細胞動員による心筋梗塞治療
6．薬剤溶出ステント
第2章 心臓病治療薬の最新メガトライアル
1．β遮断薬
2．Ca拮抗薬
3．アンジオテンシン受容体拮抗薬
4．高脂血症治療
5．抗凝固薬および抗血小板薬
第3章 心臓病の遺伝子診断
1．先天性心血管疾患
2．特発性心筋症
3．ミトコンドリア遺伝子異常
4．時計遺伝子と心血管疾患
5．心不全発症における転写因子GATA-4を介した情報伝達機構
第4章 転写因子と心臓病
1．AP-1と心肥大
2．NF-κBと心血管疾患
3．CSX/NKX2-5と先天性心疾患
第5章 心臓血管の発生と再生
1．心臓の発生
2．血管の発生
3．骨髄単核球を用いた血管新生
4．スカフォールドを用いた血管新生
5．サイトカインを用いた血管再生
第6章 不整脈の治療
1．上室性頻拍のアブレーション
2．心房細動・粗動アブレーションの進歩
3．心房細動のレートコントロールとリズムコントロール
4．突然死予防のためのICDと抗不整脈薬
第7章 心不全の最新治療
1．骨格筋芽細胞を用いた心不全治療
2．拡張障害による心不全
3．慢性心不全に対する心臓再同期療法
4．重症心不全に対する左室形成術
5．睡眠時無呼吸症候群
第8章 心筋疾患の最新治療
1．心筋疾患の病態
2．拡張型心筋症の治療
3．閉塞性肥大型心筋症に対する経皮的中隔心筋焼灼術
4．ライソゾーム病に伴う心筋疾患に対する酵素補充療法
5．心筋炎
第9章 先天性心疾患の最新治療
1．左心低形成症候群に対する外科手術
2．大動脈縮窄・離断複合に対する一期的根治術
3．重症エプスタイン奇形の外科治療
第10章 最新の心臓手術－周術期管理
1．冠動脈バイパス術
2．弁膜症
3．先天性心疾患手術の周術期管理
4．人工心肺技術の進歩と無輸血手術（小児）
第11章 冠動脈インターベンションの進歩
1．冠動脈カテーテル治療の進歩
2．bifurcation stenting
3．遠位側保護デバイス
4．Intravascular Brachytherapy
5．cryotherapy＆sonotherapy
第12章 心筋・血管マーカー
1．新しい心筋マーカーにより明らかにされてきたこと
2．心不全と心筋マーカー
3．炎症マーカーと動脈硬化
4．冠動脈血栓形成のマーカー
第13章 画像診断の進歩
1．血管内視鏡
2．ドプラーガイドワイヤー
3．16列マルチスライスCT
4．循環器の多次元画像診断
5．心臓の造影MRI
6．心臓核医学
第14章 各種製品の臨床評価
1．心血管領域における経口PGI2誘導体製剤（プロサイリン(R)錠）の可能性
2．高脂血症に対するフェノフィブラート（リパンチル(R)）の効果
3．脈波検査装置 コンプリオールSP（ASI-1000）
内容説明
先端医療、高度先進医療という言葉が、“新しく開発された有用で高度の医療”という響きをもって迎えられてからすでに１０年以上を経過し、ある程度定着している。本書は、新しく開発されようとしている技術から近く一般に用いられるようになる技術、実験段階から日常臨床のなかに持ち込まれた段階まで、広範囲の新しい医療を包含し、これらを話題として一般に提供する「先端医療シリーズ」の、心臓に関する新版である。
目次
これからの心臓病研究―心臓病医療を支える新技術の展望
心臓病診療の課題と展望（トピックス）
心臓病治療薬の最新メガトライアル
心臓病の遺伝子診断
転写因子と心臓病
心臓血管の発生と再生
不整脈の治療
心不全の最新治療
心筋疾患の最新治療
先天性心疾患の最新治療〔ほか〕
著者等紹介
細田瑳一［ホソダサイチ］
自治医科大学名誉教授、榊原記念病院院長
篠山重威［ササヤマシゲタケ］
京都大学名誉教授、浜松労災病院院長
北村惣一郎［キタムラソウイチロウ］
国立循環器病センター総長
永井良三［ナガイリョウゾウ］
東京大学大学院医学系研究科循環器内科学教授
堀正二［ホリマサツグ］
大阪大学大学院医学系研究科病態情報内科学教授
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