内容説明
本書は、住民基本台帳の一部の写しの閲覧制度、選挙人名簿抄本の閲覧制度について、先進的地方公共団体がいかに取り組んできたか、これらの制度の見直しはいかにあるべきかについて論ずるとともに、個人情報保護のためのセキュリティ全般についても取り扱っている。
目次
第1編 住民基本台帳・選挙人名簿の大量閲覧防止―駆け込み等大量閲覧の防止に向けた自治体対応―条例化・法律の厳格運用等(東京・千代田区―住基法の厳格な運営による大量閲覧の制限;千葉・市川市―住民基本台帳の一部の写しの閲覧に係る事務の適正な運用に関する条例;東京・小平市―住民基本台帳の一部の写しの閲覧に関する条例 ほか)
第2編 住民基本台帳の大量閲覧と個人情報保護―住民の安全・安心、プライバシー保護方策と住基法改正の動向(住基台帳大量閲覧と個人情報保護法;熊本市―住民基本台帳に係る個人情報の保護に関する条例の概要;埼玉・草加市―電子情報の不正記録行為等を禁止した個人情報保護条例 ほか)
第3編 個人情報保護に必須の情報セキュリティ実務―セキュリティ・マネジメントの手法、課題、対応策(神奈川・横須賀市―情報マネジメントの取り組み 背景・考え方・体制・基本方針、セキュリティポリシー、ガイドブック等;自治体のセキュリティ対策に求められること―その課題と対応策;問題提起 分野別ガイドラインにみるセキュリティのポリシーと運用 ほか)
著者等紹介
宇賀克也[ウガカツヤ]
東京大学法学部卒。東京大学大学院法学政治学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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