内容説明
ついに宮沢財務相自らが「破局」という言葉を使いはじめた。さらに財政の専門家も国全体の借金の総額は一千兆円を超えると断言した。タイムリミットはあと三年である。では、私たちはどのような手を打てば助かることができるのか。本書「対策編」はそれへの解答である。
目次
第1章 一兆%のハイパーインフレ(戦前のドイツ)か、お札の紙クズ化(終戦直後の日本)か―国家破産の猛威(通貨が本当の紙クズになる時;お札に裏面を刷る時間もない ほか)
第2章 あなたの住んでいる町が倒産する!!―地方自治体が破産する時(前代未聞の財政状況;町や県が破産すると起きること ほか)
第3章 これから一体、何が起きるのか!?(一〇〇〇兆を超える破滅的借金;「日本無駄遣い列伝」 ほか)
第4章 生き残りの方策―どうすれば、国家破産から大切な財産と企業を守ることができるのか(宮沢財務相の重大発言;経済だけでなく、社会の枠組みが変わる ほか)
著者等紹介
浅井隆[アサイタカシ]
経済ジャーナリスト。1954年東京都生まれ。学生時代から経済・社会問題に強い関心を持ち、早稲田大学政治経済学部在学中に環境問題研究会などを主宰。一方で学習塾の経営を手がけ学生ビジネスとして成功を収めるが、思うところあり、一転、海外放浪の旅に出る。帰国後、同校を中退し毎日新聞社に入社。写真記者として世界を股に掛ける過酷な勤務をこなす傍ら、経済の猛勉強に励みつつ独自の取材、執筆活動を展開する。現代日本の問題点、矛盾点に鋭いメスを入れる斬新な切り口は多数の月刊誌等で高い評価を受け、特に’90年東京市場暴落の謎に迫る取材では一大センセーションを巻き起こす。その後、バブル崩壊後の超円高や平成不況の長期化、金融機関の破綻など数々の経済予測を的中させてベストセラーを多発し、’94年に独立。’96年従来にないまったく新しい形態の21世紀型情報商社第二海援隊を設立し、以後その経営に携わる一方、精力的に執筆・講演活動を続ける。現在2002年発足予定のシンクタンク戦略経済研究所21設立に向けた準備を急ピッチで進行中
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