内容説明
「すべてのツケは必ず払われねばならない」経済における掟・鉄則が今、日本に問われている。ノンバンク、年金、郵貯、生保の抱える不良債権は巨大化し、最後はそのツケを清算するために私たちの大切な税金を投入する体たらくだ。金融大国日本の抱える“壮大なツケ”の実態を暴く。
目次
第1章 1990‐1995―バブル崩壊が引き起こしたこと
第2章 土地の悲惨―天文学的数字に膨れ上がった不良債権
第3章 ノンバンク爆発―住専をはるかに超える時限爆弾
第4章 消える銀行はどこだ―預金流出と大本営発表のはざまで
第5章 メルトダウンする生保
第6章 アメリカはどうやって処理したのか―刑務所送り3800人という責任の明確化
第7章 ツケを先送りするほど傷口が大きくなる―住専、農協、ノンバンク、ゼネコン、郵貯、国家破産
第8章 日本は開国できるのか―この国が国際標準となるために