内容説明
中国医学の歴史は、他の分野の歴史とは違って、過去の過ぎ去った事跡の記述ではなく、今なお現代のわれわれに向けて新鮮な情報を発信しつづける活きた医学の歴史です。われわれはここから計り知れない豊かな知恵と臨床の啓示を汲み取ることができます。本書は読み物風の通史であると同時に、歴代各家の学説史でもあり、また方剤、薬物、針灸、養生、医事、制度、教育、海外交流…など、多方面にわたる史実を網羅した百科事典でもあります。
目次
第1章 原始社会の医療活動(太古~BC21世紀)
第2章 夏~春秋時代の中国医学(BC21世紀~BC476年)
第3章 戦国~後漢時代の中国医学(BC475年~AD220年)
第4章 魏・晋・南北朝の医学(220年~581年)
第5章 隋・唐・五代期の医学(581年~960年)
第6章 宋・金・元代の医学(960年~1368年)
第7章 明代の医学(1368年~1644年)
第8章 清代の医学(1644年~1911年)