バーバ・ヤガー

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(頁/高さ 28cm
  • 商品コード 9784924938915
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

出版社内容情報

ロシアの昔話。女の子のマルーシャは、カブのお買いものにきたのですが、お金をなくしてしまいました。それで、森にはカブがあるかもと、森の深くにはいっていきました。ところが、そこは、おそろしい魔女・バーバー・ヤガーが住む森です。マルーシャはつかまって、鍋に入れられて晩御飯に食べられそうになります。マルーシャは、うまく機転をきかせて危機をぬけます。でも、このバーバー・ヤガー、確かに恐ろしいけれど、なんだか憎めないところも。(K)

およそ7~8才から

内容説明

森の深くまで入り込んだ女の子がおそろしい魔女・バーバー・ヤガーにつかまって…。ロシアの昔話。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

112
同じ題名の本を日本の方が、話をうまく子供向きにしたものを読んだのですが、若干物足りなく原作の本を探し出して読んでみました。どちらかというと小学校高学年以上向けの絵本の内容です。最後もどちらかというと魔女もそんなに悪いという感じではなく後味がいいお話でした。2017/11/19

ぶち

81
スラヴ民話の魔女・バーバ・ヤガーを基にした少女マルーシャの冒険物語です。魔女といえば恐ろしいだけの存在なのですが、バーバヤガーには憎めない弱点があるんです。それは、"いい子"は食べないという点。悪い子は鍋でぐつぐつ煮て食べてしまのですが、「あたしはとってもいい子なんですけど」という、本人の言い分を素直に聞き入れて、食べるのを止めてくれたりするんです。魔女なのに、お人好しのバーバヤガーのキャラクターにはほほ笑んでしまいます。魔女のもとからただ逃げるだけでなくカブも手に入れちゃうマルーシャの機転も楽しい物語!2025/09/27

seacalf

73
臼に乗った魔女バーバ・ヤガーのインパクトがすごくて興奮覚めやらず、続けざまに違う絵本も。こちらは表紙からしてデザインが素敵。でも魔女の恐ろしさはちゃんと迫力満点。モチーフは同じでも、話自体は全然違うので楽しめる。今回は悪役としての登場だが、良い魔女として現れるストーリーもあるとのこと。国は違えど、日本にも山姥伝説があるし似たような民話・伝承が残っているなんて面白い。小さい頃に知っていたらトラウマ級の怖さだけど。夢で追いかけられたりしたら怖いだろうなあ。スラヴ系魔女、堪能しました。2021/12/11

がらくたどん

53
王谷晶さんの『ババヤガの夜』を読んでいたら本作中のある一節を思い出したので本棚から。ババヤガもの(そんな括りあるんかい?)では一番好き。で当該箇所。「バーバ・ヤガーはすごおくおそろしいおばあさんでね、おばあさんが、どうにもこうにも気がたっておさまらないってときには、ニワトリの足がはえたバーバ・ヤガーの小屋というのが、森のなかじゅうやたらにかけまわるんだよ」バーバ・ヤーガーは静寂が好き。外の世界は煩すぎるんだ。だから時々我慢できなくなるんだ。そう「気がたって納まらない」んだよね。依子さんもさ。分かるよ~♪2025/09/10

がらくたどん

48
こちらでご紹介された災害対応の書籍の中での日本の工務店が開発した「耐水害住宅」の話題から。なんとまあ屋外水位が急上昇した際に家屋が水面付近まで浮き上がりしばらくプカプカ係留されたまま避難待機ができるという、自分的には「SFか昔ばなしか?」レベルの技術。で本棚から取り出したバーバ・ヤガーの高床式鳥足小屋を見て心を落ち着かせた。蕪を買うお金を無くして森に迷い込み魔女に捉えられてスープにされそうになる女の子のお話。静寂を愛し「悪い子」しか食べないという極上の倫理観を持つ我らがバーバ・ヤガー万歳。人間、恐るべし。2022/02/02

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