感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
150
パン一欠片をわけあって…。村の外れの小さな家に住む貧しい親子。森に木の実やベリーを探しに行くけれど今日も見つからない。そんなときに森の中で出会ったまほうのなべ。あるおまじないをすると、その鍋は煮えたオートミールをどんどん作ってくれる。お腹は満たされたのにオートミールが鍋から溢れてさあ大変。…貴重なパン一欠片を大切にしていた親子。溢れたオートミールに群がる村人たち。オートミールの暴走が人間の欲望の暴走にもみえます。この満腹の喜びを感じた人々。この鍋かなくなったらどうしよう。少し心配。内容は純粋に楽しめます。2021/05/13
greenish 🌿
52
【Casa BRUTUS 読み継ぐべき絵本の名作100】№021 貧しい暮らしの母と娘。マントを羽織ったおばあさんから貰った魔法の鍋に呪文を唱えると…? −−−グリム童話をポール・ガルドンが再話した作品。オートミールがぐつぐつ煮え立つ音が聴こえてきそうな描写が魅力的ですね。ちょっとシュールな感じもしますが、幸せをみんなで分かち合っているのが、微笑ましいです。なんともお腹が空きそうなお話でした。2014/03/09
たまきら
28
小さい頃、グリム童話集と言えば最初に登場するお話だった気がします。独立した形で読むとやっぱり面白いなあ。ていうかオートミールかあ…。小さい頃は味を想像したもんですよ。自分的にはリゾットみたいのを想像していたのよね~。2019/05/05
る*る*る
24
1-1、1-2読み聞かせ。これだけは忘れちゃいけないよ★『おなべよ〜、煮えろ!』『おなべよ〜、とまれ!』すっかりお話に夢中な子供たちに「一緒に」って言ったら、凄い勢いで唱えてくれる(~_~;)2015/03/03
hoguru
20
お母さんと2人で暮らしている女の子が、お腹を空かせて困っている時に、森で魔女に出会い魔法の鍋をもらう。最後まで子どもが喜ぶお話。2016/11/07
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- 和書
- 経済成長の「質」