出版社内容情報
野ねずみのハツラツは、冒険に出てさまざまな危機に遭遇しますが、もちまえの勇気と行動力とやさしい心で、一つ一つ切り抜けます。
およそ8~9才から
内容説明
森の暮らししか知らない、野ねずみのハツラツ。“だれでも一度は、外の世界を見てみるべきだよ”ある日、小さないかだにエプロンの帆をはって、大きなみずうみへ船出します。好奇心と行動力と、物事をいい方に考える楽天的な快活さで、いくつもの困難を乗りきっていく野ねずみの姿を生き生きとユーモラスに描く、冒険物語。小学校中級向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひな
18
今月のぶっくくらぶより長女用その2。長女の食いつきっぷりが半端なかったので、どんなお話かしらと読んでみる。野ねずみのハツラツくんが住み慣れた森を出て大冒険(ねずみにとっては)を繰り広げる。ハリネズミのおばさんがつけてくれた船の名前が素敵。きれい好きな猫やハツラツを振り回すオオカワカマス、風邪引きのジャコウネズミなど、冒険に登場する魚や動物たちも面白い。ラストまでハツラツの冒険を一緒に楽しめた。2017/01/31
サラサラココ
4
小2。タイトルから興味を持っていそう。イラストたくさん。2020/12/20
kiki
3
《娘の本棚》主人公のハツラツが快活で楽観的。灯台の腹ペコな猫が信頼しきって横で眠ってしまったハツラツを食べられなかったのも、ジャコウネズミのサミシガリと楽しく暮らしていてもどこかに行きたいと思うハツラツも、白髪の婦人が鳥かごで飼っていたハツラツが出ていく時だと手放す時も、そういう感情のウェットな部分をさらりとすり抜けて行ってしまう彼の潔さに清々しさのような気持ちの良さを感じてしまう。どちらかというと残された側に気持ちが残るのだけれど、彼らは彼らで元の生活を取り戻し、たまにハツラツを思い出すのだろう。2021/09/28
こしぼね
2
小さい頃読んでもらった中で一番のお気に入りだった。翻訳が良いのだと思う。短さを感じさせない充実した内容。未知のものに対する好奇心や緊迫感、別れの切なさやホームシックなど、冒険の全てが詰まっている。2011/07/17
ピコ
0
ハツラツくんは英語だとPLEASANT。なるほど。きれいずきのネコの話がちょっとツンデレでよかった。2013/12/01
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