出版社内容情報
アナグマさんのお店で、すてきなそらいろのヨットを見つけたカワウソのボビー。そこには、「ビーバーさんのさくひん-いいものとこうかんします」と書いてありました。
早速、ボビーは、ヨットと交換できるいいものを探します。かえでの森の、きれいな落ち葉。おいしいニレの小枝。川底に光る小石・・・。
どれにも、アナグマさんは、ヨットと交換できない理由をボビーに話してあげます。ヨットを手に入れるまでのボビーの健気さ。そして、とうとうビーバーさんのヨットと交換できるものを見つけることができました。それは、何だったのでしょう? (企画広報課 S・M)
およそ5~6才から
内容説明
読んであげるなら、およそ3歳くらいから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
23
良いものと交換しますと、アナグマさんのお店に、ビーバーくんの作ったヨット飾ってありました。 素敵な空色のヨットです。 お店ということがポイントですね。 形の変わってしまうもの、食べてなくなってしまうもの、目立たないものは、お店に飾ることができません。 カワウソくんはどうしたでしょう。 絵本を読みながら、子どもと一緒に考えたい作品です。2023/11/21
たーちゃん
23
ボビーがお店で見つけたそらいろのヨット。どうしても欲しいそらいろのヨットと交換できる物を見つけようとするボビー。息子は途中からソワソワ。息子は「〇〇くんならこの剣と交換かな?でもこの剣は今日買った物だから嫌だなぁ。やっぱり恐竜のオモチャと交換かも」と言っていました(笑)2022/03/21
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
アナグマさんのお店に飾ってあるステキなそらいろのヨットの模型、「いいものとこうかんします」の札がついていて、カワウソの坊やはステキなものを色々と持って行きますが…。2022/06/30
遠い日
8
何かと何かを取り替えるためには、同等の価値が必要だ。ビーバーさんお手製の空色のヨットのおもちゃがどうしても欲しいカワウソのボビー。一生懸命考えます。この世にひとつしかなくて、ビーバーさんが喜んでくれるもの。ボビーらしさにあふれ、そして、真心が光るもの。何より一生懸命さが伝わるもの。ボビーとビーバーさんは、心と心を通わせたことがわかるラストが、すてき。2016/10/14
kiki
7
《娘の本棚》なんとも優しいお話。ビーバーさんの作った空色のヨットは『いいものとこうかんします』とお店に置かれている。カワウソのボビーは、どうしてもそのヨットが欲しくて『いいもの』を試行錯誤で探していく。いいものを見つけては否定された夜にヨットの夢を見ちゃうボビーが可哀想やら可愛いやら。話に大きな波はないが、ボビーの一生懸命さなどが静かで愛らしい絵で表現されているのがぴったりだった。最後にボビーが描いた絵とヨットは交換されるのだけれど、その絵が上手くて娘が「こんな絵が描けるのスゴイ!」と羨ましがっていた。2021/04/25