出版社内容情報
この本では、アメリカで成果をあげている「人権」という考え方を基礎にした子どもへの暴力防止の具体策をくわしく紹介しています。子どもが実際に危険な目にあったらという想定のもと、ロールプレーをしながら、子どもたちに質問や対話をすることで理解を深めていこうとします。大人用の指導書。
目次
CAPの歴史
エンパワメント
子ども虐待・概観
子どもワークショップ
おとなワークショップ
子どもに応える
CAPプロジェクトの設立、実施、運営
CAPプログラムに対する評価
未来をともに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tellme0112
8
フライパンで殴られて料理だと思うやつはいない。暴力である。子どもが年長のときに受けたプログラム。ずっと心の奥底に生きている。それで権利意識育てる上で良かったなと思ったのと自分自身の受けた暴力の振り返りにもなったのだった。こういう視点が欲しい。こうありたいと思う。子どもを権利の主体者としてみる。大人に従順な子どもを作ってはいけない。小言多すぎ先回りしすぎの反省の朝に。2017/08/26
みちみち
4
親がどんなに子どもを愛していても、犯罪や暴力にさらされるリスクを完全にシャットアウトしてやることはできない。ならばある日突然やってくるかも知れない「その瞬間」に、子どもはどうやって身を守ればいいのか?子どもを持つすべての親は、そういう状況に対応するための教育プログラムがあることをぜひ知っておくべきだと思う。