内容説明
農場に、たくさんの動物がすんでいました。その中に、からだのめだって小さなおんどりがいました。ちゃぼのバンタムです。にわとりの群れでいちばん強いのは、からだの大きなたいしょうです。バンタムは、めんどりのナネットをすきなのですが、ナネットのそばにはいつもたいしょうがいます。ある日のことです。農場にきつねがしのびこみました。にわとりたちはおおあわて。見ると、ナネットがきつねにつかまっているではありませんか。たいしょうはいち早くにげています。バンタムは、ナネットをすくおうときつねにむかっていきました。読んであげるなら、およそ6才くらいから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
『小学校での読み聞かせガイドブック プランニング遊』で、朝読書のプログラムが参考になったので、記録しておきます。6年生予備本 10~15分2020/03/08
遠い日
7
ファティオ、デュボアザン夫妻らしい、やさしくて正しいお話。 小さくても、愛するひと(にわとりだけど)のために、戦えるのはすてき。意地悪したおんどりに仲よくしようと言えるのもすてき。でも、それだけじゃない。バンタムの内面の葛藤をちゃんと描くのが、この作家さんたち。いい本です。2013/04/06
HNYYS
5
図書館本。最後、バンタムが自分を誇示するわけでもなく、周りのことを考えていることに、自分が何だか恥ずかしくなってしまいました。本当に聡明なチャボでした。2019/02/01
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
4
迫力の絵がいい。子どもの頃、飼っていたちゃぼのことを久しぶりに思い出す。忘れててゴメンね。2018/06/03
ミリー・モリー・マンデー
2
名作絵本復習月間(笑) デュボワザンの絵本は、単色刷りページもあり、なかなか子どもたちの手にはとられにくいのですが、どれもいいお話ばかり。 動物好きな子どもに、ぜひ読んであげて欲しいです。2015/06/21