出版社内容情報
昔、ある貧しい男が、母親とかみさんと、6人の子どもと、ひと部屋しかない小さな家で暮らしていた。あまり家がせまいので、家族は言い争いばかり。男は、何かいい知恵はないものかと、長老へ相談にでかけた。長老は、男の話を聞くと男が飼っているひなどりとおんどりとがちょうを、家に入れて一緒に暮らすように言います。男は言われたとおりにしますが、騒ぎはひどくなるばかり。男は再び長老のもとへ。長老は、やぎを入れて暮らすように言います。次は、牛と一緒に暮らすように。いよいよ、とんでもないことになった男は、長老のもとへ駈け込みます。そこで長老は、おもむろに・・・。(K)
およそ7~8才から
内容説明
むかし、まずしい不幸な男が、母親とおかみさんと、6人のこどもたちといっしょに、ひとへやしかない小さな家にすんでいました。家の中があんまりせまいので、男とおかみさんは、いいあらそいばかりしていました。こどもたちはこどもたちで、うるさくてけんかばかり。男は、とうとうがまんできなくなって、ラビ(ユダヤの博士)のところへ助けを求めにいきます。ラビの、たびかさなる、思いがけない助言におどろきながらも、そのとおりにしたところ、男の、小さな家でのくらしは、前よりひどくなって、ますますひどくなるばかりです。小さな家は、いよいよ、どうにもならないありさまになりました。その時、ラビは男にいいます…。マーゴット・ツェマックの絵が、こっけいで生活感あふれる人々を描きだし、このお話のふんいきを、とてもよく伝えています。4才くらい向き。
感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
アクビちゃん@新潮部😻
たまきら
Cinejazz
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく