内容説明
世界にはひとすじの光もなかった。ひとびとは闇の中でくらしていた。そのとき、ワタリガラスがやってきた。1993年度コールデコット賞受賞。5才くらいから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くるた
4
副タイトルに「アメリカ先住民の昔話」とあります。 どうして太陽は、世界を光で照らしているのか? ちょっと不思議なお話ですが、外国の昔話として面白いです。 日本の昔話って、こういうのあまり聞かないような気がします。自然現象の始まりを説明する話って、あまりないような。 インディアンに伝わる話なら、聖書の影響ってわけでもないんだろうし、なんだか不思議です。 7分。2018/06/07
ぼん
3
こども園貸し出し絵本。アメリカの先住民の昔話ってはじめて読んだ。ワタリガラスの模様が魅力的でいいね。2024/12/24
mofumofu
1
とてもきれいで鮮やかな絵がいきいきとしているので楽しく読める絵本。 いつもは悪者になりがちなカラスですが、このお話ではヒーロー的な面も持ち合わせています。
ドラン3世
0
ありがとう、ワタリガラス。出会ったことはないけど、もし見たら感謝しておきます。2015/02/03
のん@絵本童話専門
0
マクダーモットさんらしい神話的ものがたり。昔、世界に光がなかったところへ、ワタリガラスが神様のところへ男の子として潜入し、太陽として光を全世界へ開放したというお話。インディアンの昔話で、ワタリガラスは神話にでてくる鳥だそう。【追記】アメリカの昔話集を読んでいて、細部こそ違えどもカラスが太陽を持ち帰る、ほぼ近い話がありました。アラスカ エスキモーのむかしばなしです。2023/11/05