内容説明
本書は、細菌学者、消化器病学者あるいは病理学者に強い衝撃を与え、ノーベル賞候補の可能性がうわさされはじめたヘリコバクター・ピロリに関する研究領域を主に細菌学の立場からまとめたものである。
目次
1 感染症としての胃炎
2 消化性潰瘍は感染症?
3 感染と胃癌・胃非ホジキン悪性リンパ腫
4 冠動脈心疾患、アトピー疾患、コレラ易感染に関与?
5 攻撃能力と防御能力(構造と産物)
6 ヘリコバクター・ピロリ感染症制圧への挑戦
7 遺伝子と分子疫学
8 ヘリコパクターの分類と病原性
9 消化性潰瘍の再発