内容説明
岐阜県養老町には養老の滝にまつわる昔話があります。親思いの樵(源丞内)が岩間の泉から酒となった水を汲んできて、老父に飲ませ、喜び合うというもので、親は子を思い、子は親を思う心の大切さが描かれています。この孝子伝説の底に流れている親子の愛の心を受けて、養老町では「現代は心の時代だと言われています。ときには立ち止まり心をひらいて詩を書くことで、家族を思うやさしい自分をみつめてみませんか」と呼びかけました。本書は「愛の詩」シリーズ6回目の入賞作品をまとめたものです。
目次
家族(田中崚真)
母の手(伊藤伸太朗)
祖母の愛(栗田安佳里)
しってるよ(松永結衣)
ウサギ(岩尾邦彦)
洗濯物(後藤順)
おかあさんはどごわい(おざきあおい)
お母さんのポケット(増山大河)
なつかしい手(渡辺将旭)
里帰り(島田奈都子)
冬のひかり(田口栄一)
夕暮れ時(吉村金一)〔ほか〕