内容説明
岐阜県養老町には養老の滝にまつわる昔話があります。親思いの樵(源丞内)が岩間の泉から酒となった水を汲んできて、老父に飲ませ、喜び合うというもので、親は子を思い、子は親を思う心の大切さが描かれています。この孝子伝説の底に流れている親子の愛の心を受けて、養老町では「家族・愛の詩」をテーマに詩を募集しました。本書は「愛の詩」シリーズ5回目の入賞作品をまとめたものです。
目次
やさしいボール(田中こうき)
初夏の天使(池田邦子)
てんごくのおばあちゃんへ(いちむらゆうと)
夕立ち(野村史絵)
母の膝枕(一柳広恵)
家族の種(佐野久美子)
母さんの年輪(貝沼慎一)
お月様へ届け(末村玲菜)
ひみつの日曜日(田丸貴博)
肩幅25cm(石田愛)〔ほか〕