内容説明
どんなに心で想っていても、言葉にしなければ伝わりません。短い手紙に込められたひとりひとりの母への想い。
目次
一筆啓上賞 郵政大臣賞10篇
秀作 北陸郵政局長賞10篇
特別賞 20篇
“想い”の深さ―審査発表会場にて(時代を映す母への想い;多様な母親像;手紙と想いの差;“普通”を見直す心)
佳作 160篇
英語版「母への想い」一筆啓上賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
106
涙なしでは読めない本だと思う。母親に対する気持ちは、どんな人でも強くて深いので、それがまっすぐに表現されたら珠玉の言葉になる。肯定的な想いだけではなく、否定的な想いを綴ったものも収録されていることに感心した。お気に入りのものをいくつかご紹介。「いつの間にか、両手の上にのせて、ながめていたようなおかあさんになりましたね」 「「くつ下でもかてね」の手紙は私の宝物。震文字を抱きしめると母さんの声がするよ」 「子供の好物は「大嫌い」と決して口にしなかった母、やさしい嘘と、十一人の兄弟 ありがとう」 2015/02/01
puwapuwa
1
丸岡へ旅行に行ったとき、旅館の部屋に置かれていました。母への想いを綴った手紙のコンテストのような。母への手紙といえばお母さんありがとうごめんね大好きだよといったようなものばかりかと思いきや、案外マイナスの感情のものもチラホラ入っていてそこがよかった。2009/09/03