パリ・貧困と街路の詩学―1930年代外国人芸術家たち

パリ・貧困と街路の詩学―1930年代外国人芸術家たち

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  • サイズ A5判/ページ数 1冊/高さ 22cm
  • 商品コード 9784924831681
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0095

内容説明

W・ベンヤミン、H・ミラー、ブラッサイ、佐伯祐三、J・ロート…。ナチズムと大恐慌の時代、あえて政治参加を拒んだ外国人芸術家たちは、無国籍都市パリの街路に何を見たのか?文学・絵画・写真の異分野を横断。

目次

プロローグ 宴のあと―フィッツジェラルド『バビロン再訪』
第1章 1930年代への光―無国籍都市パリ
第2章 ナチズムの台頭―亡命地の意味
第3章 危機の時代と「都市論」―亡命者ベンヤミン
第4章 フォト・ジャーナリズムの光芒―アンドレ・ケルテス
第5章 パリの眼―ミラー/ブラッサイ
第6章 都市の痕跡と写真―ブラッサイ『落書き』
第7章 壁の街・文字の音―佐伯祐三
第8章 貧困という制度―オーウェル『パリ・ロンドンどん底生活』
第9章 浮浪者の哲学―ヨーゼフ・ロート『聖なる酔っぱらいの伝説』
エピローグ 物語られた「時代」―金子光晴『ねむれ巴里』