内容説明
本書は、全盲の東大生星加良司さんの共生を求める社会学、田村正和・亮さんの家庭教師だった藤田京子さんの教師の軌跡、たった一人の中学生時代を生き抜いた池乃めだかさんの魂の教育という三つのケースのそれぞれの立場から、現代の教育問題に改めて光をあてていく。
目次
1 わたしは協和して生きたい(自立への旅立ち;網膜の難病と宣告される;東京での治療生活;ふつうの子と同じように育てたい ほか)
2 いつも子どものなかにいる先生(最初の教え子は“阪妻”の子ども;名優たちの素顔;お嬢様学校からバンカラ高校へ;田村兄弟の家庭教師 ほか)
3 魂の教育(中井昭彦が語る池乃めだか;三歳のときに父を亡くす;母の酒ぐせと父がわりの兄;教師に信頼される小学生 ほか)