内容説明
焼きの入った格調高い文章が、斬新なサスペンスを巻き起こして右脳をゆさぶります。名刀の匂いのように幽玄で、錵のように弾けて輝く腰のすわった作品に出会うと、身のひきしまる思いがして、息をしていることの有難さまで実感させられます。業に賭ける匠の姿が、今甦る。優麗なる筆致でつづるドラマ7編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
machidataketomo
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もっと読まれてもいい本だと思います。有名な作家でないからか………もっと広めてほしい。せめて刀剣好きな方や鹿児島出身の方々に。 1、白薩摩の簑亀の避けて注ぎの謎。島津斉彬、篤姫、苗代川の陶工の物語。 2、真珠湾攻撃の際の小型潜航艇とオカリナの物語。。 3、イカ餌木の推理小説。 4、一平安代、刀剣の謎物語。 5、現代では厳しい鶯の付子の物語。 6、薩摩切子の藍色切子船形鉢の物語。 7、昭和にあった法隆寺火災、その釘からの刀工物語。 全七編から小説です。 2021/12/29
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