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内容説明
おかあさん、ごめんなさい。こんなこと、思ってる。ふつうの親娘の中にある愛と葛藤の122のドラマ。
目次
おかあさん、わたしに似ていると言われるの、嫌がっていましたね。わたしは、おかあさんに似てるって言われるの、嫌じゃなくなりましたよ。
親子だから何でも言えるっていうけど、親子だから言えないこと、言わない方がいいこと、たくさんあるんですね。
おかあさん、わたしのこと、好き?「おまえなんかいない方がいい」と言われるたびに思います。
おかあさんだって、ずっと前は子どもだったのに、どうして、子どもをわかってくれないの?
パパさん、どうしてママのこと、ぶったの?どうして、わたしをぶったの?
おとうさん譲りのこの仕草、いまではわたしの誇りです。
「ママみたいには、絶対ならない」って、つい言っちゃったけど、ほんとうは、ママみたいになりたかった。
おかあさん、さびしかったよね。ごめんなさい。もっと優しくしてあげればよかったよ。