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出版社内容情報
現代社会が失いかけている優しさの心をツルに託し名作。国語教科書採用。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
73
支援クラスの絵本好き生徒が読みたいと他校にリクエストした本。自分の子であろうとなかろうと、大人は子どもは守らなければならない。当たり前の事が青を基調とした美しい絵にのせて描かれる。もうすぐ目的地、渡りを終えようとする時に力尽きる子鶴。真っ逆さまに落ちるその時、大人の鶴たちは力を合わせ網になって子を救う。大人はこうでなくっちゃね。抱かれて空を渡る子鶴はきっと優しく強い大人の鶴になる。2023/10/04
☆よいこ
52
湖をめざし飛んでいるツルたち。病気の子どものツルが力尽きてひとえいぼっちで落ちていく。子どものつるは助けを求めない。気づいた他のツルたちは、たちまち矢のように下へ下へおちてゆき、羽を組み合わせて白いあみとなり、子どもを救う。▽名作絵本シリーズ。読み聞かせ4分30秒。言葉がとても美しい。「ひわひわとならしながら、百羽のツルがとんできました」”ひわひわ”がいい。仲間とのつながりやあたたかさを感じることのできる、静かな絵本。2019/01/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
【第15回 小学館児童出版文化賞】2023/09/10
袖崎いたる
6
絵本で泣きそうになったやつ。いや泣いたな、あれは。花岡大学って児童文学者、すごいぞ。言語感覚が冴えている。触れればさくさくと、雪道を踏むような軽重を湛えつつ、こちらを感動させてくる。すっきりとしたはがねの刃。2022/04/17
みー
5
他館より。ツルの渡りの様子の物語。渡りが過酷であるものの、どこか未来への希望の様なものを感じる。結局のところ、その後どうなったのかは描かれていないが、きっと大丈夫!と、思えるような読後だった。2017/07/06
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