内容説明
「てつがくのライオン」「ふきのとう」「ちびへび」「のろすけむかで」など詩や散文詩、童話のほか、未発表の詩も収めた詞華集です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
86
工藤直子さんの詩のアンソロジー。「あいたくて」のような代表作のほかに、私家版から取られた作品や単行本未収録の詩が収録されている。動物たちを主人公にした童話のような詩が面白かった。詩人は自分の心をいっぱいに広げて、あらゆるものを包み込める人だと思う。だからライオン、いるか、くじら、たんぽぽ、柿などの気持ちを詩の言葉で生き生きと表現することができる。詩人にとっては、動物も植物も自分の言葉を持った存在なのだ。2014/06/21
ひがし
12
ほわほわした、優しい作品ばかりでした。「おいで、もんしろ蝶」終わりは予想できていたのに、少しだけ涙腺が緩みました。ほんとうに綺麗な紋白蝶だったんだろうなぁ……。2013/07/24
comet
8
さいこうだった。絶妙なことば選びに笑っちゃう。生きることが楽しくて仕方なくなる。合唱曲「はじまり」が収められていて、出会いに感動、思い出が蘇った。2021/01/23
6
2
優しいほっこりする作風。くじらといるかのお話が好きだな。絵本も探してみよう。2015/07/19
峰岸トモ
1
斑点を訳もなく急に無くし悲しむ豹。けれどみんなの協力で幸せに生きる。無くしたものが取り返せなくても幸せになれるのだ。2012/01/16
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