内容説明
おひさまがのぼると、こころもあたらしくなる。谷川俊太郎、こどものための最新詩集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
50
ラップのテンポのもあるように感じるのは自分だけ?(; ̄Д ̄)?2018/06/07
寛生
40
【図書館】〈存在〉の色、死者の色、緑が強烈に色を放つ。お経を読むようにして、私は詩人のコトバを浴びようとした。詩人は彼が持つすべてを駆使して、読み手の意識を創造の音と色へと歓待する。詩のコトバが、音感と色感と共に揺さぶられ、谷川から湧き出てくる。コトバが谷川という詩人によって〈創造される〉といえばいいだろうか。これでもか、といわんばかりの勢いで、コトバに聴き入り、詩にしていく。それは唄でもある。喪の仕事さえ、この詩、絵本は癒しのコトバで、すべての子どもにも語りかける。苦しみの中から、生きる情熱が放たれる。2014/06/01
ちえ
32
1970年7月から79年3月まで「毎日こどもしんぶん」に連載された谷川俊太郎さんの詩と佐野洋子さんの絵だそう。なぜこんなにも子どもの心がわかるんだろうなぁ、と思いながらページをめくった。◆図書館の「谷川俊太郎さんの本」コーナーより◆2025/03/30
寛生
30
【図書館】谷川の詩との〈闘い〉のようなものがあって、読み終えるのに時間がかかった。先述の佐々木氏がT.S.エリオットの引用し(101)『詩における意味は、それによって読者を油断させてその隙に本質的なものを相手に忍び込ませるものだ』と。僕のコワガッている〈無意識〉の手を谷川の〈詩〉の手がとって、無邪気にプレイグランドに何度も連れ出そうをした。だから本当に「こわかった」のだ!一つひとつの詩が想像を絶する思想の深みと重みにあふれ、ただ唖然とするしかない。谷川は破天荒だ。2014/01/10
スノードロップ
19
ひらがなで書かれた4行2連の詩を44篇収録。谷川俊太郎さんの言葉も佐野洋子さんの絵も、プリミティブで力強い。ここでは、喜びも悲しみも怒りも淋しさもぜんぶ不意打ちです。そして、読んでいるうちに、思いもかけない場所へと連れ去られます。こどもに独占させておくのはもったいない、大人にこそ読んでほしい、そんな詩集です。ひととひと、ひとと自然とのつながりが感じられる「きゅうしょく」、リズムが楽しい「くだもの」がお気に入り。2020/08/30