内容説明
ちっちゃなしろくまのラルスは海に流されてしまいます。心ぼそいしろくまくん。でもめげない、しろくまくんの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
101
お父さんと初めての狩りに出かけた日、白くまのラルフはとんでもない経験をすることになりました。眠りから覚めるとお父さんの姿はみえません。流氷が割れて海に流されてしまったのです。独りぼっちで漂流してたどり着いたのは、生まれて初めてみる白がない世界。鮮やかな緑の風景の中から現れたカバのヘンリーと友だちになり、ほかの動物たちの助けで故郷への帰り道を探します。やわらかい風合いの絵が魅力的な絵本。1987年12月初版。2015/12/03
ochatomo
11
オランダ人作者による柔らかな色合いが魅力の絵本 日本でアニメ映画や人形劇が作られている 原題“Kleiner Eisbar wohin fahrst du?” 元本1987年 1987刊2019/06/20
遠い日
4
1987年刊。この頃はまだ今ほど地球温暖化が叫ばれていなかったように思いますが、ホッキョクグマの子どもラルスが眠っている間に、氷が切り離されて流され、あろうことかアフリカまで行ってしまうという設定に、環境問題の萌芽を見ます。現地のカバのヒッポに助けられ、ヒッポの知り合いにも支えられて、北極に帰る大冒険をするラルス。知らないことばかりの中で、よく耐えたと思います。2025/03/02
あるちゃ
2
流氷に乗っておとうさんくまとはぐれたしろくまくん、とんでもないところまで流されていきます。白ばかりの世界からやってきたしろくまくん、色鮮やかな世界はとっても刺激的で驚いたでしょうね。小さい子どもが経験を重ねるって、こんな風に刺激的なんだろうなあ。ちなみに、カメレオンはびっくりすると白くなります（笑）2010/12/16
楓 a
0
帰れはって、よかったなぁ。2011/04/08
