内容説明
愛の絶望と希望の物語詩から和歌へ。最愛は失‐恋する。死の閾に逝くことで永遠の愛は生きる。可能な愛は壊れるが、不可能の愛は死の彼岸の永遠愛へ逝く。夢とうつつの幽幻界で、心奥の情愛から歌いあげられた歌謡150首。情と智に裂かれた哲学歌は、amourとaffectionとの間でうずく真制の声と、そして沈黙…詩の限界を和歌に切り替え、述語表出にかけた歌人の真制の情愛歌が、哀しくあたたかくさみしく響く。和歌の素となった三つの詩集を併録。第1詩集・白聖愛夢、第2詩集・白聖愛 時崩哀詩、第3詩集・白聖愛 覚醒死詩。小さな聖愛哲学詩の夢想の綴り…
著者等紹介
阿久津てつし[アクツテツシ]
歌人・詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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