内容説明
明末清初の中国に、途方もない批評家が現れた!金聖嘆―その無謀で繊細なフォルマリズムに導かれ『水滸伝』を読み解き、導き手に肉薄して、小説批評の起源と変奏を描破する。著者が生死を賭けて文学=批評の根源へ挑む絶後の達成。
目次
序文 「解剖学」と「愛」にむけて
第一章 好漢たちの「注定」
第二章 作品は誰のものか?
第三章 聖嘆批評の「モダニティ」
第四章 亜流論―『金瓶梅』と張竹坡
付章 『水滸伝』「読法」について―「文法十五則」
著者等紹介
渡部直己[ワタナベナオミ]
1952年東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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