内容説明
本書は、全国の中学生に向けた「子供のための憲法読本」である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェ・ブンブン
10
この本を書いた人はとても頭がいい!小難しい内容を小学生でもわかるよう、しかも端折らず描く。これは難しいことだと、今日ヌーヴェルヴァーグの話を先生以外知らない場で解説して痛感させられた。2013/07/09
とりぞう
3
「いくら普通選挙といっても、こどもや氣がくるった人まで選挙権をもつというわけではありません」とか、「みなさんは、勉強をしてよい國民にならなければなりません」なんてことが書いてある。さらに「私たち國民は、國会を、じぶんの代わりをするものと思って、しんらいするとともに、裁判所を、じぶんたちの権利や自由を守ってくれるみかたと思って、そんけいしなければなりません」とも。ちょっと反対だな(笑)。2016/07/14
がんぞ
3
非武装を強いられるほど日本が悪辣だったことはない/ワイマール憲法と同じく侵略者アメリカを憎んで反動が盛り上がるべきが/正義を殺したのは国際情勢、戦勝と僭称した朝鮮の佞人李承晩が公然と侵略の手を伸ばして来た/独立後、すみやかに廃止ぢ立憲すべきで、米国に去った起草者たちも当然そうしたものと思っていて戦後五十年でNHKがインタビューに行ったとき驚いていた/憲法は国民が統治者に強制するもの。欠陥憲法を日本人は器用の誤用に。解説に「『戦後民主主義者』を自認した大江健三郎」が出てくるが、彼の小説のようにつまらなく不毛2013/11/25
M・U
2
憲法、司法、立法、行政etc、言葉は知っているがその意味仕組みがぼんやりしていたので読んでみた。戦後、子供向けに書かれたものであり、解りやすいが難解な所もあった。よくわかっていなかった政治の基礎を理解できた。なぜ、政党があるのか、なぜ、国会中継があるのかなど。どうすれば国及び世界が上手く治まるのか、それを命題とするのが憲法なのかと。時代を経て憲法は作られ改良される。これから未来においても、その時代に合わせて進化、改良されていくのかな。人の知恵の結晶とも言える憲法。とても興味を注がれる。 2020/01/04
玲
2
1947年に書かれ、しかし朝鮮戦争の勃発によってたった3年足らずで教育の場から姿を消されてしまった、日本国憲法に関するもっともわかりやすく丁寧で根源的説明を施している書。もっと読まれるべき!2011/06/02
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