内容説明
全国の津々浦々を回って１０３７回。名作『夕鶴』の舞台＝写真による完全記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部
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戯曲の夕鶴をちゃんと読んだのはこれが初めて。日本の戦後の民話や郷土を題材とした演劇運動をレビューするなかで徐々に木下順二に関心を持っていた。あとがきにもあったけれどセリフや構造の向こう側にいろいろなものを想像しながら読む。民話が都市よりも郷土から出てくることと、中央と周辺の関係などが、民話劇には流れ込むのかもしれない。周縁からの眼差しを、都市に生きるなかで受け取り血肉にすることができるのか考えていくきっかけになると思った。2024/03/27
